当センターでは、先進のナビゲーション脊椎手術システムによる安全性の高い手術や傷痕の目立たない小切開の脊柱側彎症手術など、脊椎専門に特化した脊椎外科手術を行なっています。
「ARTIS pheno(アーティス・フィノ)」を中心とした、コンピューター手術支援脊椎手術システム(ナビゲーション脊椎手術システム)を用いたベースとするロボット脊椎手術を行なっています。
当センターで導入しているナビゲーション脊椎手術システムは、CT様の画像撮影装置「ARTIS pheno(アーティス・フィノ)」と連動手術台、Curve ®ナビゲーションシステムを組み合わせた、コンピューター支援脊椎手術システム(ナビゲーション脊椎手術システム)です。
コンピューター支援により、手術器具の位置を正確にナビゲーションしながら手術を行うため、安全性と確実性が高まります。
2012年10月の湘南藤沢徳洲会病院の新築移転時に、世界で初めて「ARTIS zeego(アーティス・ジーゴ)」、連動手術台、Curve ®ナビゲーションの組み合わせによる脊椎手術ナビゲーション手術を開始しました。
2018年12月末までに脊椎に1万8千本以上のスクリューを挿入、入れ替えを必要としたのはその内38本(0.2%強)です。
2019年1月に「ARTIS pheno(アーティス・フィノ)」を中心とするさらに世界のハイエンドスペックのシステムに入れ換え新導入を行いました。
2021年4月からARTIS phenoとカーブナビゲーションシステムをベースとするロボット脊椎手術を開始しました。
「ARTIS pheno(アーティス・フィノ)」、「カーブナビゲーションシステム」、「Cirq(サーク)ロボット脊椎システム」、医療設備について更に詳しく
特発性側彎症に対し、「内視鏡サポートの小切開による脊柱側彎手術」を行っています。
特発性側彎症に対しては後方矯正固定術や、さらにセンター長の江原が国内の医療機器メーカーと20年以上にわたり開発してきた「内視鏡を利用した小切開による脊柱変形前方矯正固定術」を行っています。
これは内視鏡を利用して脇の下を小さく切開する方法で、手術痕は脇の下に隠れて目立たなくなります。ただし重度のカーブや硬いカーブ、長いカーブには適応はありません。
脊髄機能モニタリングシステムをはじめとする医療機器で、手術の安全性を高めます。
安全性向上のため、手術中は感覚誘発電位測定による脊髄機能モニタリングを行っています。
脊柱側彎症の手術では、さらに運動誘発電位による脊髄機能モニタリングも行います。万が一、神経系の異常が発生した場合も、すぐに発見し対策を講じることができます。
センター長の江原は内視鏡サポートの小切開脊柱側彎症前方手術のパイオニアであり、またナビゲーション脊椎手術システムを日本で初めて行い、脊椎ナビゲーション手術の豊富な使用経験を持っています。
また手術室では、脊椎外科専属の看護師に加え、レントゲン技師、検査技師、メディカルエンジニアまですべて専属のメンバーで、専門性の高い手術を提供しています。