Q&A

入院・退院に関する質問
Q. 入院前の受診ではどのようなことをするのですか?
A.

入院前の診察・検査としては、「全身状態のチェック」「画像検査」「骨評価(成人や年配の方のみ)」、手術前におこなう準備としては、「自己血貯血」「インフォームド・コンセント(説明・同意)」があります。

Q. 入院前の検査で異常が見つかった場合、手術は受けられないのでしょうか?
A.

検査で異常や他の疾患がある場合、手術の可否は他の診療科の先生と相談して決定します。特に高齢の方に多いのは糖尿病と腎機能の低下です。

Q. 自己血貯血をおこなう場合、来院は何回必要ですか?
A.

血液の鮮度を保つために、手術日の35日前から2〜3回来院いただきます。その日の患者様のコンディションによって、1回の来院で200mlまたは400mlを採血し、手術前までにあわせて800〜1200ml程度を貯血準備します。

Q. 自己血貯血ができない人はいますか?
A.

80歳以上の方、貧血の症状が強い方、その他疾患がある方はできません。その場合、同種血(他者の血液)を選択いただくことができます。

Q. 自己血以外の輸血を選ぶこともできますか?
A.

できます。当院では自己血または日本赤十字社の同種血(他者の血液)のいずれを輸血するか、患者さんに選んでいただいています。

Q. 入院期間は全部でどれくらいですか?
A.

子どもから若い方では10日程度、遠方にお住まいの方やご高齢の方は2〜3週間程度になることがあります(個人差があります)。

Q. 退院後にリハビリによる通院はありますか?
A.

当院では、通常術後2日からリハビリのセラピストが介入し、立位・歩行訓練などが始まり、退院時には日常生活ができるまで回復します。退院後は日常生活が何よりのリハビリになるため、基本的には経過観察以外で通院いただく必要はございません。 ただ、成人側彎症で高齢の方や、もともと歩行が困難な方の場合は、当院のケースワーカーが介入し転院先をご紹介したり、訪問リハビリや通所リハビリをご案内します。

Q. 退院後の経過観察のタイミングはいつですか?
A.

術後退院してから1か月・3か月・6か月・12か月ごとに来院いただき、その後は半年~1年ごとに経過観察を行います(個人差があります)。