Q&A


Q. 側彎症とはどのような病気ですか?
A.
背骨が左右に曲がって、同時に捻じれている状態を脊柱側彎症といいます。左右の肩の高さや腰の高さの違い、胸郭の変形、肋骨や腰部の隆起などの外見上の特徴がみられます。
Q. 側彎症にはどのような種類がありますか?
A.
乳幼児期・学童期・思春期の各時期に発生する「特発性側彎症」、さまざまな病気に伴って発症する「症候性側彎症」、若い頃の側彎症が放置され加齢とともに進行する「成人側彎症」などがあります。
Q. 側彎症の原因は何ですか?
A.
側彎症の原因は特定されていないものも多く、「特発性側彎症」に関しては、先天的なものや、遺伝的背景が大きいとされています。先天性の病気に起因する「症候性側彎症」もあります。
Q. 側彎症はどんな人が発症しやすいですか?
A.
男性に比べて女性の発症が多いとされています(5〜8倍)。また、10歳~15歳の第2次成長期に発症し進行する、思春期の「特発性側彎症」が最も多く見られます。
Q. 側彎症になるとどんな問題が起きますか?
A.
若い方の場合は痛みなどの自覚症状がないため、片側の背部の突出やウエストラインの傾きなど、外見上の問題が重要になる場合が多く見受けられます。高齢になってくると、背中や腰の痛み、歩行障害、呼吸器症状、逆流性食道炎などの症状を訴えて来院される方もいらっしゃいます。